新興市場とファンドの運用成績



   資産運用会社のスパークス・グループに注目したい。 経常利益は70%減の13億5400万円でした。 昨年6月下旬に買収し、前年同期は10日分しか計上しませんでした香港の運用子会社PMAの費用を、3カ月分連結しましたことが主因。  一般管理費は55%増えました。 ファンドの運用資産額に応じました残高報酬は42億9200万円と4%増えましたが、補えませんでした。

成功報酬は20%減の37億1600万円でした。  売上高は9%減の80億4700万円。 企業買収に伴い、人件費やのれん代などの一般管理費が増加しましたことも響いています。 新興市場の上場銘柄の中小型株の低迷を背景として、ファンドの運用成績に応じて獲得できる成功報酬が減少しました。 発表しました2007年4―6月期の連結業績は、純利益が前年同期比78%減の5億100万円でした。

   ソニーは14日、携帯電話などの充電池として使われるリチウムイオンポリマー電池の製造をシンガポールで2008年から始めますと発表しました。 シンガポール工場での生産開始で、今後の需要拡大に対応する考えです。 ソニーによりますと、06年に世界で21億個でした市場規模は、07年には24億個に増える見通しです。 携帯電話やデジタルカメラなど電子機器を小型化するために欠かせませんとされます。

 リチウムイオンポリマー電池はリチウムイオン電池の一種ですが、電池の形を柔軟に設計できる特長があります。 シンガポール工場は中国に次ぐ海外2か所目のリチウムイオンポリマー電池の製造拠点となります。  約115億円を投資し、ブラウン管製造子会社「ソニー・ディスプレイデバイスシンガポール」の敷地内に月産で最大800万個の製造ラインを設けます。


鉄鉱石埋蔵量の8割を占める低品質品をいかに活用するかが、鉄鋼メーカーの課題となっています。 オーストラリア産の代表的な高品質鉄鉱石の価格は、02年度の1トン当たり17ドルから07年度には50ドルに高騰しています。  近年、中国などの新興国の経済成長に伴って、世界的に鉄鋼需要が高まっています。 他の製鉄所でも低品質品の使用を今後増やし、競争力の強化を図ります。

低品質鉄鉱石の使用率は現在、50%で、鉄鋼製品の品質への影響を確かめながら、10年ごろに100%にします。  新日鉄は生石灰より4割もコストが安い独自の添加剤を開発し、04年10月から八幡製鉄所で実用化しています。 添加剤などが不要な高品質鉄鉱石は世界の鉄鋼メーカーで奪い合いとなり、価格が高騰しています。 高品質の鉄鉱石より原料費は安いのですが、余計な費用と手間がかかる欠点があります。


 
 低品質の鉄鉱石は崩れやすく、高炉に入れる前に添加剤の酸化カルシウム(生石灰)などを加えて焼き固める工程が必要です。  高品質の原料を使うより製造コストが高い欠点を独自技術で克服しています。価格競争力を向上させるのが狙いです。

 新日本製鉄は14日、主力の八幡製鉄所(北九州市)で使う鉄鉱石を2010年をめどに、低品質鉄鉱石に切り替える方針を明らかにしました。

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